Tanti Anni Prima

雑食なエンジニアの本棚

2017-01-01から1年間の記事一覧

【蔵書No. 3】鈍感のすゝめ | 鈍感力

著書「鈍感力」が話題になり、流行語の候補にもなったのはおよそ2007年。約10年前である。因みに他のノミネートを調べてみると「KY(空気が読めない)」「どげんかせんといかん」等、もはや時代を感じさせるような語句ばかりである。そんな10年前に流行った本…

イツァーク・パールマン in サントリーホール

10月29日、サントリーホールで行われたイツァーク・パールマンのヴァイオリンリサイタルに行って参りました。 出典:shorturl.at/akMT2 いつもCDでしか聞くことの出来ない巨匠の演奏を間近で聴くことができるのはかなり貴重な経験である。 生の演奏はCDで聴…

【蔵書No. 2】棋士 羽生善治に学ぶ | 直観力

実は普段新書にはあまり手を付けないのだが。著者が著者なだけに思わず興味を引いて手に取ってしまった。羽生善治さんは言わずと知れた将棋のプロ棋士。そんな将棋棋士が書く文章は無駄がなく素直で、内容もスッと入ってくるのが印象的である。 人生の経験に…

【蔵書No. 1】二度楽しめる小説 | 蜜蜂と遠雷

「直木賞」と「本屋大賞」のW受賞は史上初なんだとか。 分量は500頁で二段組と割とボリュームのある見た目だが、この恩田陸著 蜜蜂と遠雷は意外とテンポよく読める作品だと感じた。 簡単なあらすじ 舞台は「芳ヶ江ピアノ国際コンクール」。若手の登竜門とも…